《MUMEI》
*。*智希の告白*。*
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季節は流れて、もう文化祭。



龍也とは相変わらずで。



和哉くんとは、うまくいっていた。



夏子とも仲良し!
智希とも仲いいし。




私たちのクラスは、喫茶店をやることになった。



私と夏子は接客。



和哉くんと智希は宣伝係り。



龍也は―…
確か……



メニューの説明だったかな…



話さないから、分からない。





私たちのクラスは、他のクラスよりも準備するのが早くてその分、楽することが出来た。













文化祭が明後日に近づいた頃、


私は智希に呼び出されて、屋上へ。



何だろう?


話って。



「智希?待った??」


「愛梨沙チャン!!待ってないから平気!!」


何時もの笑顔で智希は私を手招きする。


「話って…何??」



「あっ…えっと、ってか、和哉とうまくいってるみたいだな」


「あ〜うん…」



「でさぁ…あのさぁ〜…俺、そろそろフッきろうと思ってな」


意味が分からない…。



私と和哉くんがうまくいってるから何なの??



「あのさ……迷惑かもしれないけど…聞いてくれ!!こうしないと俺がスッキリ出来ないから」


「うっうん…」



「えっと、俺な…ずっと前から












……愛梨沙チャンが




好きだったんだ―…」








「―……えっ!?」





智希が!?
私を!?



「こんな時にごめん!!でも気にしなくていいから!!今は、親友の和哉の彼女だし…手出すつもりはない!!ただ……伝えたかったんだ―…ずっと言えないのは嫌だったから―……」



「智希―………」



「余計なことは考えるな!!これからも和哉と仲良くやってくれれば、俺はそれでいいから!!


ただ…1つだけ頼みがある…」



「何―………????」



「これからも、変わらず俺と仲良くしてくれ…!!友達でいてくれ!!」




智希の気持ち……



私、




分かるよ…。





「わかったよ…」



「ありがとう!!」



智希は最高の笑顔で私を見た。


智希―…



こんな私を好きになってくれてありがとう。



これからも、




よろしくね…






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