《MUMEI》

「待って。」


あたしは、小さい声で変なやつを呼び止めた。


変なやつは、振り返りあたしに近づいた。


「どうしたんですか?」


「あたしに親友を殺させてくれない?」


「えっ?はい。」


「じゃあその鎌貸して。」


「いいですよ。」


変なやつは、あたしに鎌を渡した。


鎌を持っていたよりもすごく重かった。


あたしは寝ている親友に近づいた。

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