《MUMEI》

147〜149周目…

パンチパーマとラパイド2号による僅差のバトルは、ギャラリーの視線を釘づけにしていた。


パンチパーマは金髪小僧と比べ、速さと強引さが若干足りない分、二人の力は拮抗している。

バトルは息詰まる膠着状態の様相を呈していた!


パンチパーマが直角コーナー〜S字クランクにかけての突っ込みで、ラパイド2号の NSR を交わせば…

ラパイド2号もU字コーナー〜バック・ストレートにかけて、頭脳的なライン取りでトップを奪い返す!


互いの得意とするセクションで、己の力を誇示するような抜き差しの応酬は、両者の意地とプライドを賭けた壮絶な戦いだった。

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