《MUMEI》

テンアは、黒の気品のあるスーツを着、髪の毛を1つに束ねていた。


男の子にも見えるには見えるが、女の子にも見えた。


かっこいいよな
可愛いという
中途半端だった。


「テンアちゃん!かっこいい!」


「そうか?」


「うん!」


『テンアの変装も終わったし、遊びにいくか?』


「あぁ。」


「みなさんは変装しなくていいんですか?」

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