《MUMEI》

つまり…

パンチパーマは、追い上げて来るマシンの正体がゼッケン1の青白の NSR であると誤認識したと思われる。


奴は落ち着きを取り戻した様子で正面を向き直り、1コーナーへ向けてブレーキングを開始した…。


だがその時!

最終コーナーをフルバンクしながら旋回する赤白の NSR の姿に、ギャラリーの希望を乗せた声援が贈られていることに…


奴は気付いていなかった…!


只…

ゼッケン19のピットに居たクルーだけは、青冷めた表情で、その"閃光"のような走りに驚愕していた。


(160周終了時)

順 ゼッケン
位 No.マシン   差  P-in
1 R NSR   ―   2
2 @ NSR   3.5  1
3 G NSR  11.5  2
   :

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫