《MUMEI》 サムケ「りょ、涼君、苦し〜よ〜」 「・・・・・・涼兄、苦しい」 律がもがくのは想像ついたが、扇までもがいている 二人とも顔を赤くしながら 数十秒後、満足した僕は二人を解放した 「二人とも、本当久しぶりだな〜。三年前以来か?」 アメリカにいるとき、二人は主治医に付いてきた それ以来会っていなかった 「うん、そうだよ」 「・・・・・・三年ぶり」 二人とも笑って言った その笑顔を見て、また二人を抱き締めたくなり抱き締めた その瞬間、背中が寒くなった 後ろを向くと琉衣がいた 前へ |次へ |
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