《MUMEI》
ハランノヨカン
「何してるの?」

低い声で琉衣は言った

僕は嫌な汗を掻いた

そこに律が口を出した

助け船を出してくれたと思ったが違った

「涼君、この人誰?」

「・・・・・・涼兄、左に同じく」

扇も口を出す

その言うと、二人とも涼哉の腕から出て琉衣と対峙(?)した

琉衣と御鏡姉妹はなぜか知らないが、敵を見つけたように睨み合っている

命の危険を感じた僕は簡単に説明した

「琉衣、こいつらは律と扇。御鏡主治医の娘さんたちだ。律、扇、こいつは琉衣。僕の義妹だ」

「この子たちが?」

「えっ。義妹?」

「・・・・・・義妹?」

三者三様の答えが返ってきた

「あぁ、そうだ」

三人とも互いの顔をまじまじと見ている

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