《MUMEI》

トップを維持したままコントロール・ラインを通過したのはゼッケン19のパンチパーマだった…。


しかし…

それから僅か2秒後…


ゼッケン1のラパイド2号も続け様にコントロール・ラインを通過した!


一時4秒ほどあった2台の差が急激に縮まっていたのだ。


小さくガッツポーズを見せるゼッケン1のチーム・クルーに対し、ゼッケン19のオレンジ色のチームは凍りついたように固まっていた。

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