《MUMEI》
アリエナイ?
しばらく経って、三人とも顔を反らした

「・・・ありえないよね」

「・・・涼君となんてありえないね」

「・・・・・・あるわけない」

「・・・?」

僕はなぜ三人がそんなことを言ったのか分からなかったが、どうやら納得したらしい

「初めまして、律ちゃん、扇ちゃん。私は琉衣。よろしくね」

「どうも、御鏡律です。よろしくお願いします」

「・・・・・・扇です。よろしく」

どうやら仲直り(?)できたみたいだ

「そういえば、律。今日はその格好なんだな?」

ふと、言ってみる

「うん、今日はね!」

「・・・・・・今日は」

「どういうこと?」

琉衣は首を傾げている

「いや、今は知らなくてもいい」

「・・・?」

そう、今は知らなくていい。今は

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