《MUMEI》
キョウセイレンコウ?
「お兄ちゃん。私だけ仲間外れなの?」

とても悲しそうに言った

「いや、今言っても信じられないと思うから」

話をはぐらされたと思ったのだろう

「じゃあ、いい。律ちゃんに聞くから。というわけで律ちゃん、お願い」

「えっ?」

琉衣は律を引き摺ってリビングに行った

「ちょ、ちょっと〜。そんなところを掴むな〜・・・・」

「・・・・・・お姉、ご愁傷様」

扇は連れ攫われた姿の見えない姉に、憐れみの言葉を掛けている

・・・・ある意味恐ろしい子だ

一瞬だが、そう思ってしまった

「・・・・・・涼兄、暇になったから部屋見せて」

「・・・そのようだから、行くか」

ということで、部屋を見せることになった

「・・・・・・広い」

「畳八畳だからな」

扇は広さに感激している

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