《MUMEI》 攻防電池切れを起こしたパンチパーマは、背後に付かれたラパイド2号を食い止めようと最後の意地を見せる。 奴は危険なまでに大胆にコース幅を使い、ゼッケン1のマシンの差しを防いだ。 しかし両足に力が入らないのか、マシンを倒し込むときに踏ん張りが効かず、バンク角を深くとることが出来ない。 その結果、コーナリング中のスピードが完全に死んでしまっていた。 もはやパンチパーマのトップ陥落は時間の問題だった。 ラパイド2号は、後ろから虎視眈々と勝負を仕掛けるタイミングを見計らっているように思えた。 前へ |次へ |
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