《MUMEI》
アザ
ほら見て。




手の甲

足首






アザがあるの。






昨日転んだんだって。




嘘だよ。だって昨日はずっと一緒にいたんだもん。



転んだんだとこなんて見てないもん。


いっぱいあるの。


アザが数えきれないほど。



なのに陽ちゃんいつも嘘ついてる。










陽ちゃん……。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫