《MUMEI》 神様「陽ちゃん。知ってた?雨は神様の涙なんだって。」 「……神様なんて……いねーよ」 陽ちゃんは空を見た。 びしょ濡れ陽ちゃん。 傘、忘れたんだね。 私は陽ちゃんの頭の上に傘をさしだした。 「梅。濡れるよ」 「いいよ」 「……ありがとう」 そう言って陽ちゃんは、傘を受け取って私にもさしてくれた。 陽ちゃんは強がりなくせに弱虫。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |