《MUMEI》
苛々
.






教室に入る。




もちろん、私に挨拶してくる人なんていない。




とゆうより、挨拶してこられても困るしね。




私は、人の視線に包まれながらも席につく。




本当に……




退屈な場所。




学校なんて、なきゃいいのに。



こんな退屈なもの…



誰が創っちゃったんだろ。



喜ぶ人なんていないでしょ??






担任が入ってくると、生徒たちは席に座り始める。






今日からまた、



退屈な一週間が始まる。















「神谷さん……この問題…解ける??」



隣に座ってた、如何にも馬鹿そうな女が話しかけてきた。



こうやって、
自分がピンチになった時だけ私に頼る。



これほど迷惑な奴―…いない。


だから、私はわざと分からないフリ。



「さぁ…」



あんまり、関わりたくない。



すると、隣の女は溜め息をついて前の女に答えを聞いた。



最初から、そっちに聞けって感じ。



本当に、馬鹿。



苛々する。



私は、女が聞いてきた問題の答えをスラスラと



ノートに書いた。














..

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫