《MUMEI》
100ランの薔薇
小さい天使の子供は、キランさんに近づいた。


「キランお姉ちゃん!」


「いらっしゃい、今日は何を買いにきてくれたの?」


「今日、ママの誕生日なの。」


「そうなの。何をプレゼントするの?」


「僕、100ランしか持ってないの。足りないよね…。」


「そんなことないよ。」


すると、キランさんは半透明の赤い薔薇を一輪持ってきた。


「はいこれ、100ランです。」

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