《MUMEI》

俺たちは氷結からテンアを見ていた。


まだ倒れている…。


しかも
血が出ている…。


「テン…。」


「ねぇテンアちゃん、どうなっちゃうの?」


「分からない…。」


『でもさっき言ってたよな、操り花に植え付けられたら、操られるって…。』


「あぁ。」


「そんな…。」


俺たちの顔は不安でいっぱいだった。


すると、氷結がなくなりテンアが立ち上がった。

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