《MUMEI》 頭をよぎる言葉〜麗羅視点〜 水族館か・・・。 忘れてたな・・・・・。 歩が持って来た水族館のチラシを見る。 楽しそうに、はしゃぐ家族が写っていた。 楽しそうな光景に私たちを当てはめる。 思い浮かべた栄実の満面の笑みに胸が痛む。 それと同時に頭をよぎる栄実の言葉・・・。 "麗羅には関係ないでしょ" 振り払っても振り払っても、私の頭に居座り続ける・・・。 私の重たい空気を察してか海が口を開く。 「じゃあゴールデンウィークに行く水族館も決まったし 今日は、お開きにするか☆」 「えぇ〜〜〜!」 歩のブーイングを無視し 「麗羅チャンありがと☆ カルボナーラ美味しかったよ☆ じゃあまた学校でね☆ お邪魔しました〜☆」 っと海は歩と栄実を引っ張って 玄関に向かう。 玄関に着くと 「お邪魔しました☆」 「お邪魔しました・・・☆」 「お邪魔しました〜♪ 麗羅チャンまたね♪」 っと海と栄実と歩が順に言い 玄関を後にした。 前へ |次へ |
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