《MUMEI》

ザァァーン・・・



『やっぱり泳ぐのは、気持ちいいな・・・イヤな事が全部なくなっちゃう』



美那子は深く深く潜った。


キラッ――



(・・・なんだろう?)



息継ぎをして、もう一度潜った。


(・・・貝殻?・・・ガラスでもないし。)



『みっちゃん〜ごはんだよ〜?』


『はぁい』



ポケットにしまって





(あとから、考えよう)


美那子は岸にあがっていった。

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