《MUMEI》
虚しさ
..









7月9日―…




夏休みも近づいてきた頃…





遂に、担任から電話がきた。





私のこと…



気にしてる人なんていないんだから、



別にどうでもいいじゃない…。


私がいなくたって、



学校は成り立っているんでしょう??



1人の生徒がいなくなったって


どうってことないでしょう??





学校って、



意味分からない。















何日ぶりか分からない制服に



腕をとおす。




……着心地が悪い……。





鏡に映った私は




何だか自分でも




虚しさに包まれているような…

気がした。














..

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