《MUMEI》
他人
あたしと木名瀬君が靴箱に来ると、ロッカーの影に女の子が隠れてるのが見えた。
あたしは木名瀬君の腕を肘でついた。
『早速チョコかな?』
わざとらしくニヤリと笑って見せた。

やっぱり‥あたしの読みにハズレはなかった。
『木‥木名瀬君‥コレ‥』
女の子は顔を赤く染めながら両手でチョコを差し出した。

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