《MUMEI》
イツモコウ?
次の授業の先生が来た

ドアを開け

「じゃあ、授業始め・・・」

言葉が一旦止まり、続いた言葉が

「・・・ません」

ドアを閉めて走っていってしまった

「・・・いつも、こうなの?」

疑問をクラスメイトの一人に聞いた

「そう。欠席者がいないと授業しない」

なるほど、難儀な性格だ

「先生の名前は?そして、年は?」

聞いてみた

「夢野葵(ゆめのあおい)先生。年は二十四だったと思うけど」

「なるほど、あの人ならありえる」

そう言って僕は立ち上がり窓を開けた

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