《MUMEI》

「兄貴は結構遊んでるから・・・吾郎もそうだと思ってた。格好いいし優しいから・・・」

「俺は鳥居とは違うよ。あまり遊びは好きじゃないし」

 忍を不安にさせてはいけないと、自信たっぷりの振りをして言った。

「でも俺もAVなんかで勉強してるんだ・・・苦しかったら言えよ」

 忍はこっくりすると、布団の上に後ろを向いて四つんばいになった。
 大きな臀部がこちらにさらけ出される。

「吾郎・・・明かり暗くして」

 俺は柱のスイッチを切った。真っ暗闇になった。
 忍が手探りで枕元の本読み用蛍光灯を点けた。
 何度かスイッチを押して最も暗い睡眠灯にした。
 忍が緊張に震えて、上下する胸や背中がぼんやり照らされた。

 俺は目が慣れると、忍の蕾や会陰がはっきり見えるのにほっとした。
 忍には悪いが目に焼き付けておきたい。

「忍・・・いいのか?後ろからで?」
「前を向いても良いけど・・・俺、どんな顔をするか分からない・・・吾郎に変な顔を見せたくない!」

 なんて可愛いんだ!

 俺のものはますますゴムの中で堅さを増している。
 俺は忍のお尻の前に膝を突いた。衣魚(シミ)一つ無い双丘!柔らかそうに蕾んだ唇のような肛門!

 俺はコンドームを扱いて指にワセリンを付けた。
 そして人差し指で蕾にそれを塗る。忍の肉体が硬直する!

 俺は人差し指を蕾に差し込もうとした!蕾が固まる!

「あ!あん・・・!」

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