《MUMEI》

「力を抜け!忍」

 俺は人差し指をずぶと入れた。
忍のお尻が逃げる様に持ち上がり、背筋が捩れる。
俺は指を少しづつ上下左右に動かして、蕾をほぐし広げて行く。

忍が必死に力を抜こうとしているせいか、蕾が少し広がり、中の暗い空洞が口を開けた。

 忍が熱い息を吐き、唇を舐めた。

 俺はゴム臭のする亀頭を狙いを定める様に蕾の口に付けると、忍の腰を両手で力一杯抱え、忍の肉体に一直線に陰茎を押し込んだ!

「あーっ!」

 忍は兄の枕に口を押しつけて、自分の叫びを封じた!

 俺の岩の様に硬直した茎は、床に水平に忍の中を容赦なく穿って行く!
本来なら、俺の腹にくっついてしまうほど猛り狂ったペニスが、忍の腸に包まれ、強制的に角度を抑えられる。

その圧迫感の快さ!

 忍が逃げようと前に動く。
だが、俺が腰を強く固定する。
それでも前の壁まで忍の肉体は逃げ、頭をぶつける。
俺は力任せに忍の肉体を引きずり、もとの位置に戻した。

 ついに俺の楔は根本まで埋没した!俺の陰嚢が忍の会陰に当たる!強く押し当てる。もっと入れ!

 忍が例え止めてと言っても、夢中の俺の耳には聞こえなかったかも知れない。

 忍の苦しそうな呻きにはっと我に返って、
「し・・・忍・・・痛い?」

 忍は枕に顔を付けて首を振った。
だが、肉体の筋肉の硬直やびっしょりとかいた汗を見ると相当に苦しいはずだ!

 顔を横にして息を吸うと忍は言った。

「だ・・・大丈夫!つ・・・続けて!」

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