|
《MUMEI》 男の早着替え岡ﾔﾝは遂に１７８周目に突入した。 ピットインの指示がうまく伝わって（？）いれば、この周回が終わったところでライダー交替だ。 という事は、あと４０秒しか時間が無い！ オレは焦々とツナギに足を通した！ 兄貴『ブーツはオレが履かしたる！…早よぅメット被れ！』 オレは兄貴に促され、ピット内のコンクリート床に両足を投げ出す格好で座った。 ソックスまで履いてる時間は無い！ 兄貴はブーツに直接オレの素足をねじ込もうとするが、革と皮の摩擦は以外に大きく、なかなか踵が入らない！ こうしている間にも岡ﾔﾝは、Ｓ字クランクを切り返してゆく！ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |