《MUMEI》
目から涎
「ユージ、アキラ、シンヤ…。」


テンアは目で、俺たちを見た。


ムロは、1人で氷の針を抜いていた。


「すまない…氷無…。」


テンアは、申し訳なさそうな顔をし、氷の針を消した。


ムロは、嘘っという顔をしテンアの方を見た。


「お前たちは、痛さのあまり目から涎を流したんだな…。」


涎…
目から…?

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