《MUMEI》 テンアが氷無してくれたおかげで、痛さも血を最小限に止められた。 俺たちは、涙を流していた。 テンアは 涎と 思っているらしいが…。 『テンア…。これは涎じゃなくて涙だ…。』 「涙…?目から出るものが涙…。」 テンアは目で俺たちを見た。 『あぁ…。』 「すまない…。痛くて泣いているんだろ…。私がみんなを傷つけた…。」 前へ |次へ |
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