《MUMEI》
塞がる傷
「氷転治!」


すると、氷の粒子が俺たちの傷口に集まってきた。


すると、傷口は見る見る塞がっていった。


俺たちは、自分の体を見てからテンアを見た。



『テンア…。』


何故かは分からないが、テンアは傷が増え、お腹の傷が更に深くなり、血を吐いてしまった。


「どうしたんだよ!テン!」


「テンアちゃん…。」


「大丈夫だ…。」


テンアはまた痛々しい右手を高く挙げた。

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