《MUMEI》 「いいの、お礼だから」 「で、でも・・・」 「なら、一口飲んだらあげる」 少女は一口含んだ 「はい、一口飲んだからあげる」 「・・・・ありがとう」 少し照れくさかった 「小銭を拾ってくれてありがとう。じゃあね」 「あの、お姉さんの名前は?」 「葵。夢野葵よ。君は?」 「涼哉。並木涼哉」 「じゃあ、またね。涼哉ちゃん」 「うん」 これが初めての出会いだった 前へ |次へ |
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