《MUMEI》 決戦の刻…!その時、オレの背筋にゾクリとした悪寒が走った…。 パアアアアアァァアンッ…!! 左後ろから、けたたましく割れたエクゾースト音が近づいてくる! ゼッケン19……パンチパーマが、すぐ其所にいた…! オレの NSR はピットからのスタート……言わば 0km/h からの加速を積み上げて1コーナーへ向かっている。 方やパンチパーマのマシンは、最終コーナーから一直線に伸びてくる。 スピードの乗りに明らかな差がある2台のマシンは、1コーナーの入口辺りで一つに重なろうとしていた! それは刺すか封じるかのギリギリの攻めぎ合いだった。 前へ |次へ |
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