《MUMEI》
無い
『奈緒ー早くー』
ちゃっちゃとお弁当を取り出した木名瀬君は、扉に背を預けて待っていた。
『う〜ん‥』
あたしは机の横に手を伸ばしたが何も無い。
?
不思議に思って見てみると、チョコが無いのにやっと気付いた。
『‥無い‥』
『え‥?』
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