《MUMEI》
苦手
いつもなら図書委員の木名瀬君に紛れて、図書館の司書室で食べているのだが、今日は司書さん達が集まっていたので屋上へ向かった。

今日はほどよく太陽が出ていて、地面も濡れていなかった。
あたし達はそれぞれのお弁当を広げた。
『あれっ?木名瀬君・・又トマト残してんの?』
『……マズイんだもん……』
はぁ〜‥
あたしは溜め息をついた。
『美味しいのにな‥』
『じゃあ奈緒にあげる♪』
木名瀬君はあたしのお弁当の蓋にトマトを置いた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫