《MUMEI》

「あの、ここはどこですか?クローゼットの中ですよね?」


僕は何故か敬語を使ってしまった。


「ここは扉の中です。」


「扉って…。」


さっぱり
分からない


「あなたの部屋のクローゼットと、僕の扉を一時的に繋げたのです。」


一時的に
繋げた


「ではここは、次元が違うんですね!」


「そうですね。」


僕はとても幸せな気持ちになった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫