《MUMEI》

「扉の外に帰っていいですよ。」


商人少年は立ち上がり、椅子に座った。


僕は座ったままの商人少年を見たが、すぐに立ち上がった。


「本当にありがとうございます。」


僕は一礼したから、扉の所まで走っていった。


「本当に本当にありがとうございます。」


僕は再び一礼してから、扉を開け出た。







僕は自分の部屋に出た。

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