《MUMEI》

するとクローゼットが開き、僕が出てきた。


僕は倒れている彼に近づいた。


「雨坂芙萎、あなたの最大の願いは痣ではなく、死にたい…顔を消したいだったんですよ。」


僕は血まみれの顔の近くから魂を取り出し、ビンに入れた。



「さて、何を貰いましょうかね。あの砂は高いですよ。」


ラルドから
買った物でしてね。


「では健康な胸とお尻を貰いましょう。」

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