《MUMEI》

「ありがとう79。」


「いえ、痛みはありますか?」


「ううん、大丈夫だよ。」


痛みは少しずつ引いていき、血も止まっていった。



79は僕の言葉を聞き、安心したような顔をした。


「左腕と左肩どうしますか?」


僕と79は落ちている左腕と左肩を見た。


血が流れていた。

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