《MUMEI》

テンアについていた血は綺麗に落ち、服も綺麗になっていた。


「さぁお前も入れ。」


アキラ、シンヤ、俺の順で風呂公衆電話に入り、綺麗になった。


『じゃあ帰るか。』


「でもここ何処なの?」


「私が空を飛んで探してきてやる。」


「ありがとう、テンアちゃん。」


「俺たちここで待ってるから。」


「あぁ。」


テンアは背中に翼を生やした。

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