《MUMEI》

「好きと嫌いは紙一重っていうでしょ?だから嫌いと思ってても、本当は好きなのかもよ。」

「無理、無理、絶対無理だよ。そんなの屁理屈。私は絶対騙されないよ。」

「無理でも何でも、慣れれば嫌じゃなくなるよ。私だってそうだった。」

「私には無理。今までずっとそうだったんだもん。急に好きになる訳ないじゃん。」

「頑張って。私が手伝ってあげるから。ほら……………目を閉じて。」

「やめてよ、本当に無理なんだって。ねぇ亜矢、友達でしょ。もう許して。」

亜矢はそれでも容赦なく私に襲いかかった。そしてその感覚は口から始まり、体全体に伝わっていった。あぁ、気持ち悪い。体中の力が抜けていく。そして吐き気と目眩。無理、無理、やっぱり無理………

「どうだった?」

「気持ち悪いよ……………もう無理……………私思うんだけど……絶対にトマトって人間の食べ物じゃないよ」

説明するとさっきのやり取りは亜矢が私にトマトを無理矢理食べさせているシーン。

決してアブナイ話しじゃないからね。

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