《MUMEI》 ヒルヤスミ午前の授業が終わった 「ぅ〜ん、やっと終わった」 四時間目の英語は本文丸ごと翻訳させられた 大変だった 「涼哉、お疲れさま」 伸介が労いの言葉を掛けてくれた 「あぁ、訳せって言われると思ったけど、丸ごとはないよな」 「あぁ、そうだな」 「あー大変だった。そういえば、食堂ってどこにあるんだ?」 「一緒に行くか?」 誘われた 「あ〜、そうさせてもらうわ」 席を立ち上がると 「すいません、並木涼哉って人いますか?」 ドアの所に琉衣がいた 「琉衣!?」 「あ、いたいた」 手に重箱を持ってこっちにきた 前へ |次へ |
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