《MUMEI》

「えっと…。」


アキラは考え込んだ。


『ランの聞き間違えじゃないのか?
あれ?ランっていくらだ?』


「ランじゃないよ、リンだよ。」


ミルティールはリンの所を強調しながら言った。


俺たちは一瞬ミルティールを見てから、話しに戻した。



「分かった。60万円だよ!」


『「60万円!」』


俺とシンヤは同時に言った。

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