《MUMEI》

『どうしてそんないきなり!』


「もうこの街に用はない。」


テンアは俺が持っている袋を取り中を見た。


「金か、このくらいあれば充分だ。」


「もうちょっと、ここにいても良いだろ。」


「駄目だ。私たちは宝玉を探さなければならない。」


『それはそうだけど…。』


ミルティールを見てみると泣いていた。

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