《MUMEI》

『マスター!』


「宿というものは、必ず別れがある。」


マスターはミルティールに近づいた。


「いい加減慣れなさい。」


マスターはミルティールの背中を優しくさすった。


「だってだって!短い間だったけど、テンアちゃんが妹になったみたいで。」


ミルティールは更に泣いていった。


「妹…。」


テンアはボソッと呟いた。

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