《MUMEI》

コンマ1秒後…

オレのマシンの立ち上がりがワンテンポ遅れた。


もうパンチパーマのラインを踏襲するしか道は残されていない…。

だが此より先…このまま奴と同じラインを辿ったとしても、コントロール・ラインを通過するまでに奴を抜き去ることは不可能だった…。


"絶望"…

(どーする!?…

…こんな時、岡ヤンならどーする!!?

…諦めたくねー!

…考えろ!!…)


オレは空っぽの頭をフル回転させながら、奴の背中を睨んだ!



……その時…!

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