《MUMEI》
また会う日まで
「僕たちは旅をしているんです。」


「旅?ではあたくし様たちの家に寄りなさい。」


「ニナータ、そんな無理を言っちゃダメだよ。」


「でしたら、近くを通る時は寄りなさい。」


「いつでも歓迎しますよ。」


アルファンノさんは、優しく言った。


『はい、ありがとうございます。』


俺たちは一礼した。

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