《MUMEI》

テンアは蓋を開け、中身を出した。



中はピンクと薄紫色の椿に似た髪飾りだった。


「これは花…。」



「髪飾りだよ、テンアちゃん。」


「ほおうこれは、スンミンですね。花言葉は〈感情豊か〉ですね。」


『マスターさすがですね。』


アキラはテンアの手に乗っている髪飾りを取り、頭の左の方につけた。



アキラは優しく微笑んだ。

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