《MUMEI》
芽生え
「とても似合っているよ。」


「可愛いぞテン。」


『似合っているぞテンア。』


「良かったですね、テンアさん。」


「あ、あぁ。」


テンア本人は気づいていないが、頬がほんの少しだけ赤くなった。


俺たちは、何も言わずただ優しい目でテンアを見ていた。



こういうのが、
感情の芽生えに
なるのだろうか…。

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