《MUMEI》 見えない線赤白の NSR はバックストレートをフル加速していった! パンチパーマは、バックストレート右側の緑色したフェンス沿いに疾走している! 120メートル強ほどの短い直線で、オレの NSR は少しずつ… ほんの少しずつだが、奴の左背後を伸びてゆく! だんだんと… ゆっくりと… パンチパーマの後ろ姿が大きくなってくる! (もう少し!…あと少し!……届けッ…!) オレは頭の中で、オレンジ色のマシンのリア・タイヤの後端から、左側へ真っ直ぐに引いた横線をイメージする。 そしてオレのマシンのフロント・タイヤが、見えないその線に追いつこうとしていた! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |