《MUMEI》 この金のボックスの中に入ってる包帯は、時の流れを遅らせることが出来る。 「時の流れを遅くすることは出来るが、時を止めることは出来ない。 時を止めることは生に反することだから。 たぶん僕が存在していることも生に反しているんだろうな。」 と、あのお方は、おっしゃっていた。 あのお方が反しているなら、私も生に反している。 79は、金のボックスから包帯を出し、台に乗せてある体に巻き始めた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |