貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》
茜)
所君っていつも何考えているのかわからない人だよね。
所)
そうかなー。あ、そうそう、そのおじいちゃんとおばあちゃんに唄を作ってあげようと詩なんかを書いてみたんだけど、
チョッと見てくれない?100円あるしマックに行こうか?割り勘で?どう?
茜)
なんであんたなんかの詩を見るために割り勘でマックに行かなきゃ行けないのよ!
所)
あら、そう?じゃまた!
茜)
フン!
(・・確か占い師のオバサンが言ってたよな・・でもその人ってあなたが持ってない物をたくさん持っている人だと思うんだけどなぁ。)
ねえ、所君聞いて良い?自分はこうすべきだ。
どうして人はこうしないんだってすごくイライラすることってある?
所)
いきなり唐突な質問でビックリするけど。なにそれ?
茜)
マックに行こうか!私がおごってあげるから!
所)
この詩どう?
茜)
ここをこう変えたらもっとスッキリすると思うんだけどなー。
所)
ここはこういうふうに歌おうかと思うんだけど、どう?
茜)
こう歌ったほうがよくない?
所)
そうだよな、なるほど、いいねー。茜!じゃあ、次、これはどう?
茜)
こんな歌も作ってるの?あっ、そこなんかいいじゃない。
もっと誰かがここをこうしてハモレバさらによくなると思うんだけど・・。
所)
すごいねー。よし!今からフォークソング部の部室に行こう。
茜)
フォ、フォークソング部?!(そんなのまだあるの?)行ってどうするの?
所)
忘れないうちに録音するんだよ。
茜)
勝手に入って使っていいの?
前へ
|次へ
作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ