《MUMEI》

核心が抜けた僕の体は砂となり、消えていった。


しかし、僕の瞳の色が異なる目は腐りもせず、包帯の上に乗っていた。


80は僕の目玉を優しく拾い、僕の顔まで持ってきた。



それから80は、僕の目玉に白い光を当て宙に浮かせた。


するとその目玉は、僕の目に入っていった。





しかし、僕は目を覚まさなかった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫