《MUMEI》

「どうしたんだ?」


『あ、いや、このままミルティールに、会えないで街を出て行くのかなと思ってな。』


「それがどうした?」


『たぶんもう会えないから、ちゃんとお別れをしたいと思ってな。』


「ふぅーん。良く分からんな。」


テンアは水面ギリギリに飛んでいった。









それから、最後の夕食の時もミルティールはいなかった。

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